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トコトコ市出店者紹介⑦ROCA

  • tocotocoichi
  • 2015年11月23日
  • 読了時間: 2分

革で、日々の小物やかばんを作られている田辺のROCAさん。

今回はご夫婦が惹かれ、大切にされている熊野という土地や南方熊楠についての想い、

そこから生まれたシリーズのブローチをご紹介いたします。

・Ancient birds

遠く古より熊野の聖地を求める人々であふれた熊野古道。

そのなかで行き交うものを見続けてきた鳥たちがイメージされています。

これらのブローチはタンニン鞣しの革を3枚貼り合わせて

質感たっぷりの革の固まりにしてから刃物にて削り出し象られています。

"無垢感"を生かした、あえて簡素なフォルムは、実在と想像の狭間を表現されています。

至極シンプルなシルエットのようですが、趾足であるとか羽1本1本に通る硬い筋、

そういったものをしっかり力強く有する生き物として浮かんでくるような生命感をも感じる作品です。

水陸両方に生息していたような祖先的なイメージを加味されています。

・菌類

和歌山が生んだ偉人「南方熊楠翁」のスケッチ画をモチーフにした2種のキノコと、

熊野勝浦地方に生息する夜行性の「シイノトモシビダケ」をモチーフにしたキノコです。

こちらもタンニン鞣しの革を貼り合わせ削り出し、立体を生かした丸みのあるカサと

限界まで細くした軸の部分のコントラストがとても端正な印象です。

他にも、人型の語り部という作品も。

今回はかばんなどの大物はありませんが、

この革を重ね削られたブローチの、小さなせかいに漂う深みやうっとりする濃淡、

そして醸し出される重厚感のある雰囲気はじっくりと、静かにみていただきたいものです。

使ううちに、より深みのある褐色へと変化する革のブローチ。

ぜひ大切に育ててくださいね。

そのほか、新しいキーホルダーやキャラメリゼのヘアゴムなどもお持ちいただけます。


 
 
 

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